ヴェネツィア探索
そうそう、ヴェネツィアといえばヴェネチアンガラス(ベネチアングラス)ですね。だけど観光客向けに売られている大半が偽物らしいですよ。ラベルとかマークとか、本物の証を確認しましょうと注意されても、マーク知らんし。調べるのも面倒だし。って調べたけど、偽物がいっぱいならマークも偽物あるんじゃないの?
いちいち考えるのも手間なので、安心して買物ができるお店へ行くことにしました。歩いて歩いて橋を渡ってまた降りて、やっと着いたー!と喜んだのも束の間。
カーニバルの準備でお店閉めます。ムラーノ島へいますので、何かあればこちらにご連絡を。という張り紙がしてありました。がーん。でも私達はめげませんよ。プップップッ・・・即電話します。でも出ないーーー。ムゥーーーーー。じゃあメールしよう!日本から来てます。どうしても本物のムラーノグラスが見たいです。お店開けて!ペルファヴォーレ。それから数時間後、メールの返信届きました。ありがとう、だけど都合あわないよ。
でも、いいんです。
素敵なお店を見つけたから。
L’albero Venezia
工房も見学させてもらいました。最初の形状から作品になるまでの過程を聞いたり、材料の種類や昔の貴重なガラスも見せてもらって、ご主人(職人)の経歴等々へーへー。ついでに本物のベネチアンガラスの見分け方も聞きました。これ、よくお客さんにも聞かれるらしいです。このお店のものは本物?とか。
このショップの商品は、ムラノ島のムラノガラスを使って、ムラノ島で修行したご主人が作っているものでした。でも認定マークはなし。あの認定マークは、ムラノ島にいる昔ながらの職人がムラノガラスを使って作ったものに付けられるそうです。どちらも材料は純正のベネチアングラスだけど、協会に入っているかどうかとか、大人の事情もあったりなかったり、色々あるんでしょうね。
つまりマークがあるなしだけで判断すると、本当に良いものを見落としてしまうかもしれないということ。でも最近では材料のガラスを輸出して外国で加工して逆輸入していたり、ガラス自体が偽物でアジアから輸入している場合があるので、それを理解したうえで商品を見たほうがいいよとおまけのアドバイス貰いました。そう言われてもねぇ、難しいよねぇ。(と思ったけど、その後グルグルまわってちょっと分かった)
娘がお店の隅っこに置いてある指輪を指して言いました。お父さーん、これ欲しい。 えーーーっ。 旅の記念に買ってよぅ。 えーーーっ。 いいじゃん、これください。 えーーーっ。 アメックス使えますか? 使えません。 えーーーっ。
デッドストックのガラスで作られた珍しい形のリングでした。ラメもついててピカピカー☆ピカピカー☆ わっ、あなたのそのベネチアングラスとても素敵ね、なかなかいいの見つけたわね。行く先々で現地人に褒められる娘。
へっへっへ。
旅の続きはこちら。
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