中尾アルミ製作所 ヤットコ鍋
アルミの打ち出しで4サイズ揃えています。鍋の径にあわせて木葢も4つ。持ち手の棒がないのでヤットコで挟んで持ち上げます。だから名前がやっとこ鍋。漢字で書くと矢床鍋。雪平鍋の持ち手がないバージョンです。坊主鍋とも呼びます。プロが使う道具ですが素人も使えます。というか素人こそ使うべきです。まず、熱伝導率が素晴らしいのです。お湯が超特急で沸きます。朝一で飲む白湯もあっという間に完成です。アーユルヴェーダに基づく作り方だと、沸騰したらフタをとりそのまま10分ぐらい沸かし続けますが、この鍋はそもそも最初からフタなんてないし、何でもさっさとやってしまいたい症候群の人にはうってつけです。
調理もすぐにできます。厚みがあるので保温性も抜群、ボウルのような形状なのでコンロ上でガチャガチャしない、洗うのも拭くのも簡単、入れ子収納もできるので狭いキッチンにも対応、と多くの人が求めている事がほぼ満たされるのです。ほぼ、と書いた理由は、アルミ特有の黒変化現象を起こすから。インスタントラーメンやこんにゃくを煮込んだりするとすぐ鍋の内側が黒ずみます。気になる人はモヤモヤするかもしれませんが、ボンスター使ったら綺麗になります。私は和食屋のおやじが使っているような使い込んだ感じが好きなので、たまーにお手入れするぐらいです。
マトリョーシカみたいになるうちの鍋サイズは 15cm 18cm 21cm 24cm 全部内側に目盛りがついています。隣に置いているのがヤットコバサミ。取っ手のとれるティファールやクリステルと同じ感覚です。
持ち手替わりのトングはガッチリ掴むものを選べば危なくありません。上から掴むヤットコは力がいるけど、これは横からなので力のない人も使いやすいです。総合的にまとめると、すごくいい、とにかくいい。一流ホテルで使われているというのも納得です。
15cmは1人用ラーメンにぴったり。作ってそのまま食べられます。お行儀悪いと言われようが平気。洗い物少ないほうがエコだしね。私が好きなのはコープの(長崎風)ちゃんぽん。
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