イタリアでガチャガチャ
狐につままれたような気持ちのまま、おしゃれなお店 Pavè に到着。店内はミラネーゼや外国人で溢れています。私達は2Fのテーブル席に通されました。注文したのは、バターたっぷりのクロワッサンとカフェラテ。シンプルだけど、シンプルに美味い。これぞミラノの朝です。初体験に感激。
パヴェのショーケースには、覗くだけでテンションが上がる色々なパンが並んでいました。食べたばかりなのに持ち帰りのパンを1つ買い、みんなでかじりながら歩いていると、あ、そうだ、イメージとは違うあの家に帰るんだった。と現実に戻りました。まぁいいか、どうせすぐ移動するんだし・・・と気分をとりなおし、家到着。
カチャ。
あれ？また鍵が開かない。
なんで？
ガチャガチャガチャ。
ガチャガチャガチャ。
もうどっちに回しているのか分からないほど右にも左にもガチャガチャガチャしてます。なんなのこの家！鍵壊れてるし！Airbnbにクレーム言ってやる！と思った瞬間、カチャッと開きました。はぁぁぁ・・・・疲れる。
というのがですね、このあとのフィレンツェもヴェネツィアもまた戻ってきたミラノでも繰り返されたわけです。イタリアどーなっとん！と勝手に苛立っていましたが、この問題が解決したのは、旅のほぼ最後らへんでした。
日本の常識は、世界共通ではありません。
私が知らなかっただけかもしれませんが、イタリアでは、玄関の鍵を開けるとき2回まわすのですよ。締めるときもそう。カチャっと音がしてまた同じ方向にカチャと回すのです。それを知らず、1回まわして開かないからまた反対にカチャっとして、何度も何度もリセットしていたのです。そりゃ永遠に開かんわ。
フィレンツェでは隣の部屋の人にものすごい不審そうに見られました。ガチャガチャうるせーよ！と思われたかもしれません。みんなトイレに行きたいのに玄関が開かない。焦る。早く！開かない！開けて！開かない！ガチャガチャガチャ。ヴェネツィアでも同じ。あーもう早く気付けば良かった。これ、イタリアに限らずのシステムなんですかね？
玄関ドアの鍵の開け方、雨の日の洗濯の干し方、日本とは違うスタイルを学んだイタリア旅行でした。ちなみにアイキャッチ画像は、そこらにやたら出没する素敵な男性のうちの1人。おじーさんも、おじさんも、お兄さんも、おばーさんも、おばさんも、お姉さんも、オシャレな人をたくさん見ました。色使いは学ぶ点多し。そして、Airbnb。サイトに掲載されている写真がキレイすぎて、勝手なイメージを作り上げてしまいがち、ということもよーく理解したのでした。
旅の続きはコチラ。
コメント ( 2 )
トラックバックは利用できません。
わたしもインドネシアでガチャガチャしてた！
ホームステイ先の家が同じだったわ。
そこのお宅に住んで間もないころ、おかあさんんが先に出かけて、
わたしが鍵を閉めなきゃいけない日があってさ。
鍵を閉めても、鍵が鍵穴から抜けなくて。ガチャガチャ何回も回してたよー。
泣きそうになったわ。 まさか、2回まわして開け閉めするなんて思いもしなかった。
ほんと、自分が当たり前だと思っていたこと、日本の常識は、世界で通用しないんだよね。
それを知るのも楽しいね。
マチコさん！
2回まわす鍵、ヨーロッパどころかインドネシアもなんてビックリ！でも不思議。今まで行った先々で鍵が開かないことなんてなかったのに、たまたまそうだったのかな。なのにたまたま今回だけ全部こうだったのかな。それともホテルは別なのかな。まだまだ分からないことだらけだわ。
そうそう、バリのトイレも衝撃だったけど、イタリアのトイレも場所によっては（特にお店）ひーーーーーってなるところがあって、日本のトイレは座りやすいし温かいしキレイだし人に優しいよね。お風呂とトイレは日本が世界一だと思う。それを知れたのも旅のおかげ。